桑茶の特徴
従来の品種に比べ、約1.5倍と大きく、厚みがあり、鮮やかな緑色をしています。
栽培期間中、葉は大きく約30cmまで成長し、特徴のある葉形をしています。
植えて1年目で葉が収穫可能であり、従来の品種より収量が多いのも特徴です。
創輝は食用に開発されたため、桑の葉独特の匂いや苦み、えぐみがなく、まろやかでおいしく、大変飲みやすいです。
その茶葉は、緑茶のような深い緑色で、パウダーにして食品に用いると、鮮やかな緑色となります。ふんわりと桑の香りが漂います。
化学農薬は使用せず、地域循環型農業をめざし、八王子市内で排出される馬糞や鶏糞、米ぬかなどを肥料として用いています。
また、収穫してから新鮮な状態で工場へ送られ、きれいに洗浄してから加工するなど栽培、加工製法にこだわっています。
栄養バランスにすぐれている創輝
女性が不足しがちな鉄分は、ほうれん草の約17倍、 腸内をきれいにしたり便通を良くする働きがある食物繊維が、しめじの10倍含まれています。
また、健康な骨や歯を作るために必要なカルシウムや、体の調子を整え、疲労回復したり、
他の栄養素をからだに吸収する手助けをするビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCも多く含まれています。
毎日の食生活で摂取したい栄養分が満載の「創輝」であなたの健康をサポートします。
「創輝」の栄養成分
おいしいだけでなく、ミネラル等の栄養素も豊富です。
桑の葉の特有成分が在来品種と比べ多く含まれています。桑の葉の特有成分は食後の血糖値の上昇を抑制する働きがあります。
「創輝」は雄の木で実がなりません。花性は「雄花穂」のみで、雌花は全く着生しないため実に栄養を取られることがなく、もっぱら葉の栄養成長に費やすことができる利点があります。
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桑とは
クワ科クワ属クワ 同じ仲間にイチジク・コウゾ・ゴムの木等多数あり、学名は Morus alba Linne。
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桑の文字の由来
「クワ」は「クハ」と書き、蚕が食うから「クハ」の説、 クフハ(食葉)が転じて「クハ」の説、蚕を飼う葉から「クハ」(飼葉)の説等、 様々な由来があります。
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桑の種類
国内品種1300~1500品種で栽培桑の原種はヤマグワ(日本の在来種)、カラヤマグワ(中国、韓国に自生)、ログワ(中国)の3種がある。
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桑の歴史
中国の「神農本草経」や栄西禅師の「喫茶養生記」にも桑葉について記され、茶の代わりに飲むことを勧めている。 これらはいずれも4月の若葉と9月の落葉期の葉を日陰干しにし、それらを混ぜて桑茶として飲用すれば、健康維持に良いと書かれている。
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桑の寿命
桑は生命力が極めて旺盛な植物の種類に属する。
日本:群馬県沼田市薄根の大桑の樹齢1500年
中国:チベット高原の盲桑林は樹齢1400年~1650年 -
桑の効能と利用
葉:特有成分が多く含まれるミネラルなどの体に必要な栄養素が豊富で、お茶、健康食品、 食品に利用される。
実:糖度が高く、アントシアニンを多く含みジャムやお酒、ワインに利用される。
根:若葉の根の表皮を乾燥して「桑根白皮」に利用される。
木材:工芸品や衣類、紙等に利用される。